2006年05月26日

年金の運用法を参考にする

 会社員の皆さんが国民年金に加えて加入している厚生年金ですが、厚生年金の運用を行っている企業年金連合会の資産運用を見てみましょう。

 企業年金連合会の現在の分散状況は、平成14年9月から以下の表のとおりです。

期待収益率 標準偏差 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
5.07% 9.79% 37% 33% 7% 23%
国内の債権には37%のみ投資し、後の残りはリスクを取った資産で運用しているのが分かります。

このポートフォリオは、以前お話した各資産のリスクとリターンの32年分のデータを用いて最適化(リスクを低く、リターンを多く)して決定されたものです。

個人的には、外国債券の割合が低いのが意外でした。

ちなみに、平成11年当時の年金ポートフォリオは、以下のとおりです。

期待収益率 標準偏差 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式
6.99% 11.31% 42% 33% 7% 18%


国内債権の投資を減らし、外国株式を増やしているのが分かります。

いずれもその当時に最適化されたポートフォリオなんでしょうが、結構違いがありますよね。

私たちが、資産運用をはじめるときは、もっと大まかに資金を振り分ければいいんじゃないでしょうか。所詮は、過去の数字による推計なんですから。

ただ、このポートフォリオによる資産は、もう保有していると考えることもできますよね。(将来もらえるはずの年金ですから)

そうすると、この年金ポートフォリオに対し分散を図るとすると・・・・

そうなると最適なポートフォリオは・・・私にも良く分かりません。

おそまつ!



posted by フール at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 郵便局の投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

リターンが上がり、リスクが下がる場合もある(相関係数って?2)

 投資はすべからくハイリスクハイリターン、ミドルリスクミドルリターン、ローリスクローリターンであり、ローリスクハイリターンな投資商品は詐欺の可能性もあるから気をつけろ!なんて耳にします。

 それはそれで正解だと思いますが、一方で期待リターンを上げ、期待リスクを下げる投資法も存在します。

フックチャート.JPG

 この図表は、前々回にお話した厚生年金基金で使われている日本株式と外国債券の関係を表したものです。

 この図表が示すものは、以下のとおりです。

1 日本株式の期待リターン(将来期待するリターンでここでは過去30年の平均リターン)は7.0%、外国債券の期待リターンは2.5%。
2 日本株式の期待リスクは24%、外国債券の期待リスクは13%
3 日本株式と外国債券を分散して保有したときのリターンは、保有率に従った平均値となる。(半分づつ保有した場合は、4.8%)

 ここまでは、普通ですよね。続けます。

4 日本株式と外国債券を分散して保有したときのリスクは、平均値とはならず、フックチャートで示すとおり外国債券70%、日本株式30%(ポイントA)を保有したとき極小化する。
5 外国債券を単独で保有する場合と同じリスクで、リターンが倍の約5%期待できるポイントBが存在する。
6 債権100%からポイントAまでの間は、同じリスクで高いリターンが得られるポイントが存在する。
7 日本株式と外国債券の分散を考える場合は、許容できるリスクを考えポイントAから株式100%の範囲で投資することが望ましい。

 ここまで述べたことは、あくまでも過去の実績に基づいて計算した結果ですから、将来のリスクやリターンを示すものではありません。

 ただし、分散投資の大切さの一遍はご理解いただけるのでは?

 次回は、年金の分散投資についてお話します。




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posted by フール at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 郵便局の投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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