企業年金連合会の現在の分散状況は、平成14年9月から以下の表のとおりです。
期待収益率 | 標準偏差 | 国内債券 | 国内株式 | 外国債券 | 外国株式 |
5.07% | 9.79% | 37% | 33% | 7% | 23% |
このポートフォリオは、以前お話した各資産のリスクとリターンの32年分のデータを用いて最適化(リスクを低く、リターンを多く)して決定されたものです。
個人的には、外国債券の割合が低いのが意外でした。
ちなみに、平成11年当時の年金ポートフォリオは、以下のとおりです。
期待収益率 | 標準偏差 | 国内債券 | 国内株式 | 外国債券 | 外国株式 |
6.99% | 11.31% | 42% | 33% | 7% | 18% |
国内債権の投資を減らし、外国株式を増やしているのが分かります。
いずれもその当時に最適化されたポートフォリオなんでしょうが、結構違いがありますよね。
私たちが、資産運用をはじめるときは、もっと大まかに資金を振り分ければいいんじゃないでしょうか。所詮は、過去の数字による推計なんですから。
ただ、このポートフォリオによる資産は、もう保有していると考えることもできますよね。(将来もらえるはずの年金ですから)
そうすると、この年金ポートフォリオに対し分散を図るとすると・・・・
そうなると最適なポートフォリオは・・・私にも良く分かりません。
おそまつ!