2006年05月16日

リターンが上がり、リスクが下がる場合もある(相関係数って?2)

 投資はすべからくハイリスクハイリターン、ミドルリスクミドルリターン、ローリスクローリターンであり、ローリスクハイリターンな投資商品は詐欺の可能性もあるから気をつけろ!なんて耳にします。

 それはそれで正解だと思いますが、一方で期待リターンを上げ、期待リスクを下げる投資法も存在します。

フックチャート.JPG

 この図表は、前々回にお話した厚生年金基金で使われている日本株式と外国債券の関係を表したものです。

 この図表が示すものは、以下のとおりです。

1 日本株式の期待リターン(将来期待するリターンでここでは過去30年の平均リターン)は7.0%、外国債券の期待リターンは2.5%。
2 日本株式の期待リスクは24%、外国債券の期待リスクは13%
3 日本株式と外国債券を分散して保有したときのリターンは、保有率に従った平均値となる。(半分づつ保有した場合は、4.8%)

 ここまでは、普通ですよね。続けます。

4 日本株式と外国債券を分散して保有したときのリスクは、平均値とはならず、フックチャートで示すとおり外国債券70%、日本株式30%(ポイントA)を保有したとき極小化する。
5 外国債券を単独で保有する場合と同じリスクで、リターンが倍の約5%期待できるポイントBが存在する。
6 債権100%からポイントAまでの間は、同じリスクで高いリターンが得られるポイントが存在する。
7 日本株式と外国債券の分散を考える場合は、許容できるリスクを考えポイントAから株式100%の範囲で投資することが望ましい。

 ここまで述べたことは、あくまでも過去の実績に基づいて計算した結果ですから、将来のリスクやリターンを示すものではありません。

 ただし、分散投資の大切さの一遍はご理解いただけるのでは?

 次回は、年金の分散投資についてお話します。




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posted by フール at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 郵便局の投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。フールさん。

 分散投資の大切さについて、理解の助けとなるので、役に立ちます。意外と、投資家には、分散投資の大切さが理解できない人がいると思います。
 例えば、1月のライブドアショックで、株式投資家の一部が、狼狽し、大変なことになったことが思い出されます。
 個人的には、分散投資は、心の平穏さを保つためにも、重要だと思います。

 記事のリクエストですけど、リートについても、フールさんのご意見をうかがいたいです。
Posted by ふわっぴー at 2006年05月17日 00:27
こんばんは、ふわっぴーさん。

いつもコメントありがとうございます。

うーん、分散投資ってつまんないんですよね。(問題発言!)
10銘柄に分散していると、そのうち1銘柄が2倍になっても、全体としては1割上がるだけですもんね。

ですから、2,3銘柄を全力で買いにいくことに少しだけあこがれもあります。

でも、私にはその度胸もないし、才能もないし、なにより守るべき家族がありますから、賢く分散して少しでもリスクを減らしながら、地道に資産運用をしているわけです。はい。

リートについては、過去に姉妹サイト「投資のネタ」に少しだけ書いています。ご参考になれば。
http://tousineta.seesaa.net/article/17073331.html
Posted by フール at 2006年05月18日 22:02
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